運転手

最近いつバスに乗っても必ず運転手だけでなく、バス会社の社員が制服姿で同乗している。今日も混んでいたので姿は見えなかったが、どこかにいるようで運転手の物言いがずいぶんすっきりしていた。
ところがこの運転手、私も驚くほどのうっかりぶりで、停車すべきバス停は通り過ぎる、停留所のアナウンスはずれている。そのたびに「もうしわけありません」と謝りながら運転している。たまりかねたようにかかりの人が後ろのほうから寄ってきて、テープを止めて口頭でアナウンスをするようにと指示していた。ようやくテープのアナウンスが一致してきて、人事ながらほっとしたところで「オイッ何とか君!!」と係りの人が叫ぶ。私の降りるバス停の手前で、まだ通り過ぎてもいないし、どうしたのだろうと外を見ると。私たちのバスはスピードも落とさず赤信号の交差点を通過し終わるところだった。
私はそこで降りたからいいが、このバスはまだこの先20分ほど走る。何事もなく藤沢駅まで到着すればよいが.....。