帰ってきたMy PC

バッテリーロック(バッテリーをはずすときにスライドさせる部品)が壊れたので、修理にだしていたPC。これが、突然戻ってきた。
10日以上私の手元を離れていて、仕事にもいろいろ支障があったので遅れを取り戻そうと、早速起動した。なんの問題も無く起動したのは、もちろんだ。でも、なぜか無線LANにつながらなくて、私は相当焦った。ネットにつながらなくては仕事にならない。
なんとしても今夜中に終わらせたい仕事がある。なんとかつなげようと、私のあやふやな知識をもってあちこち確認するが、問題個所が特定できない。見たことがないメッセージは出るが、どういう意味だからさっぱりわからない。どうやらハードウェアに関しての警告のようで、なんどか読んでいるうちに、PC本体のワイヤレスコミュニケーションスイッチがOffになっていることに気がついた。このボタンは、このPCを買ったときにOnにして、そのまま一度もOffになんかしたことが無い。何のためにそうしたのかわからないけど、とにかくOffにされていたのだ。
そもそもメーカーのサポートというのは、お預かりしたお客様のPCの設定を断りもなしに変えてはいけない。当然のことながら、作業担当者は全ての機器に精通しているだろう。でもユーザーはそうはいかない。だいたいPCなんて、買ったときはせっせといろんな設定をするものだが、5台目、6台目となると、一度固めたらもうそのままということが多い。モノによってはどんな設定をしたか覚えていないことすら多い。今回問題になった「ワイヤレスコミュニケーションスイッチ」も、私はそんなものがあることすら忘れていた(威張っているわけではないが…)。私に限らず大方のユーザーがそうだと思う。
作業遂行のためにやむを得ず設定を変更した場合でも、返却時には元に戻しておくことは必定だ。また、仮にOffにしておくことが正しかったとしても、受託した時点でOnだったのなら返却時には元に戻すのがサービスだと思う。たった一つのボタンを元に戻しておくのを忘れられたために、私の貴重な時間がたっぷりと無駄になったのだ。プンプン!!

細かな設定の行える機器の扱いには、細心の注意を払ってほしいものです。