ユニバーサルデザイン

lunch_lunch2006-09-15

ユニバーサルデザインの代表作として、よく引き合いに出されるものにシャンプーがある。ボトルの上と横にあるギザギザマークは目の見えない人のためにつけられたものだが、目の見える人がシャワーを浴びながら手を伸ばしてシャンプーを探すにも使えると言われている。
本当にそうだろうか。たとえば我が家の夫、老眼が進んで容器の「シャンプー」と「リンス」の文字が読めないという。このギザギザマークでわかるでしょうといっても、そんなものは使えない、もっとわかりやすい商品を買ってほしいという。スーパーの売り場で探しても、おおきな文字で「シャンプー」と表示してあるものはない。容器の色や大きさが少し違うものはあるが、明確に違う商品は見つからなかった。結局彼は大きく「シャンプー」「リンス」と書かれている商品を自分で探してきて使っている。私もギザギザマークを試してみたが、通常目でものを判別する生活をしているものにとっては、使いやすいものでないことは確かだ。やはり目が見える人には、目で判断できるよう作られているほうがありがたい。
今日スーパーで見つけたこの商品。最近発売されたものだが、画期的なデザインだ。文字は見やすいとはいえないが、ボトルの色が明らかに異なっている。もちろん、ギザギザマークもついている。これなら目が悪い人でも、見えない人でも、多少薄暗い浴室でも間違いなく目的のものを選ぶことができる。究極のユニバーサルデザインといえるのではないだろうか。
品質最優先という私と、わかりやすさ最優先という夫、二人の条件を満たすことになるか。現在買い置きしているものがなくなったら試してみよう。うまくいけば、浴室から大きなボトルが2つ減ることになるのだ。