朋、遠方より来る有、亦楽しからずや。

40年来の友人が、家族5人で我が家を訪ねてくれた。富士五湖、箱根、鎌倉、江の島とまわって、兵庫県に帰る途中で立ち寄ってくれたのだ。お父さんはともかく、子どもたちは幼稚園にも上がっていなかった頃に会っただけだった。一人前の社会人に成長した姿に、うれしさと、わが身の先の短さを同時に感じたひと時だった。
午前中、箱根から鎌倉、江の島方面に行くから会いたいと電話が入った。帰りは東名高速を使うのだろうから、江の島から我が家に向かってもらうことにした。江の島からわが家に向かう道はいくつか候補があるが、地元民でないとわからないような道を紹介しても混乱する。住所を伝えてカーナビに連れてきてもらうことを勧めた。途中渋滞にはまったと連絡があったが、抜け道を紹介できるような場所ではない。2キロほど先からならわかりやすい道を案内できると思ったが、案外早くひどい渋滞の場所は抜けたようだった。そのまま進むようにと伝えて、時間を見計らって夫が大通りまで迎えに出た。
なかなか来ない。と思っているところに電話が入り、目についた店の看板を読んでくれた。
あれ????その店って…もしかしたら我が家を通り過ぎていないか???
よく聞くと、なんだか線路沿いに進んできたという。
あれ???????いったいどこにいるの?????
再度電話番号でカーナビをセットしなおしてもらっても、やはり同じルートを示すという。
なんとなく腑に落ちないが、とりあえずはカーナビの言う通りに進むように伝え、店の名前でググってみた。彼らが通ったのは我が家からは4キロくらい離れた場所にある同じ名前の店の前だった。カーナビはなんだかすごい道を教えてくれたようだ。いまどきそんなルートを選ぶ人は、まずいないだろう。
やはり関西出身のカーナビは、関東の道は弱いのかな(^_^;)
帰りは東名高速の入口まで夫が送ったから、もうカーナビに惑わされることはないはずだ。それにしても500キロ強の長距離ドライブはハードだ。無事に帰宅されることを祈ろう。