たま4歳

lunch_lunch1997-08-11

あつい。とにかくあつい。冷夏はどこへ行ってしまったのか。山の中で育った私は、暑さに弱い。できることなら、この季節はどこか北の方の涼しいところで暮らしたいと、思うほどである。
私の最高の消夏法は、夕方日陰になった庭周りにたっぷりと水をまき、最後に足を洗って家に入ることである。しばしの間、何もかも忘れて、無心になることができる。しかし、ここ数年それもあまり堂々と楽しむことができなくなってきている。水不足が問題になり始めてからは、ひと夏に数回、何か悪いことをしているように、隣近所の目を気にしながら撒くだけである。こんな時、生きているペットだったら、一緒に水浴びをさせてやるのに、電子ペットはそうもいかない。
「あっ、いいせんいってる!」久しぶりにたまを見たHが叫んだ。Hはこのまましつけないで育てろと言いながら、しつけのインジケーターがすでにいっぱいなのを見て、ちょっと残念そうにしていた。なぜなのか.........?以前Tが「ママ、耳がでるのはみみっちっていって、よいたまごっちなんだよ」と言っていた。「足が出るのも良いたまごっち」とも。確かに足は出ている、しかし、これが「みみ」なのだろうか。そうだとしたら、本当によいたまごっちかもしれない。だったらなおのこと、しっかりしつけなくてはと思うのだが。わからない.........。