とか弁・よ直し・ヤツ退治

昨日の夕刊に「とか弁・よ直し・ヤツ退治」といタイトルの欄があった。最近の日本語の乱れを表現したものだ。○○トカを・・・、なんとかですよオ、この小さいヤツを・・・といった使い方の乱れを直そうという動きがあるというものだ。

私は自分自身もきれいな日本語を使えってはいないので、えらそうなことはいえないが、この『とか弁・よ直し・ヤツ退治』には大賛成だ。

ついでに『ホウ・カラ』の撲滅も加えてほしいと思う。いずれも、主に接客業で使われているのだが、ホウは『こちらのホウはいかがですか』などと、ヤツと同じ意味の(いちおう)丁寧語として使われることがある。でも、どう考えてもこの場合のホウは必要のない言葉だ。『こちら(のホウ)はいかがですか』でなんの問題もないし、ずっときれいに聞こえる。

品物を探していると『こちらのホウはいかがですか』と勧められ、会計をしようとすると『お会計のホウは、3800円です』といわれる。そこで5000円を出すと『5000円カラお預かりします』といわれる。