警備するものとされるもの

プロジェクトX」を見た。
日本で初の警備会社の草創期の物語だ。
自営業の酒屋の倉庫で働いていた若者が、このまま人生を終わりたくないと、友人と二人で始めた事業だ。
今回のこの放送で面白かったのは、犯罪を未然に防ぐことを目的とする会社を建てるのに、その相談をするときには、倉庫の酒をくすねて飲んでいるという、非常に矛盾した話だ。
まあ、この件は自分の家の商品ということで例外かもしれないが、「犯罪を犯すもの」と「被害を受けるもの」、立場が違うと同じ軽犯罪でも受け止め方は大きく異なるのだろう。