ブリキの太鼓

ほしい本を探しに図書館に行ったが、目的を達することができなかった。
いつもはほしい本は自分で買うことにしているので、図書館を利用することはあまりない。おそらくこの市立図書館に来たのは20年ぶりくらいだろう。目的は果たせなかったが、せっかく来たのだからと館内を見て回った。
ここにはレーザーディスク（なつかしい）や、ビデオテープがおいてあり、館内の設備を利用して見ることができる。このタナを見て回ると、ビデオショップでは扱っていないタイトルが並んでいる。なかに「ブリキの太鼓」ガあるのに気がついた。時間は十分あるので、借りて見ることにする。
原作を読んだときには、おどろおどろしいシーンが思い浮かんでいたので、こわごわと見た。全体的に落ち着いた色でまとめてある中で、時折母親が着ている赤いコートが画面を引き締めている。川に沈めておいた牛（馬？）の頭からうなぎが出てくるシーンも、なぜか衝撃的ではなかった。母親の着ている赤いコートが印象的だったせいかもしれない。

ブリキの太鼓 [DVD]