イラクの復興を援助することは重要なことだと思う。

自衛隊に匹敵した、規模、装備、訓練を持った組織を作ることはNGOにはできない。現状では、自衛隊を派遣することが一番大きな貢献ができることだと思う。

ただ、日本人でさえ自衛隊を軍隊と同列に考えている人がいるのだから(もちろん、そう考えなくてはならない面はあるが・・)、戦争や軍隊というものに敏感になっている人たちには「軍隊(ましてや、あの戦闘服としか見えないような迷彩柄の制服や、あのヘルメットでは)」そのものに映っても仕方がないといえるだろう。

イラクの人たちに自衛隊は復興支援の組織だということを分かってもらうために、迷彩柄の制服を替えることを検討する必要があるのではないか。彼らの制服を建設作業員風(国によって違うかもしれないからそのあたりは十分に検討して)のものに替えるのだ。
911の時に行方不明者の捜索や、復旧に携わった人たちの服装やヘルメットなら、まちがっても戦闘服には見えないだろう。あのようなデザインを保ちながら機能を工夫して、現地の人たちを刺激しないような制服を作ることはできるはず。さあ働きますよといった、民間人風の組織なら、受け入れる側も拒否反応を示さないのではないだろうか。

今後もこのように他国に対する援助は積極的に行っていく必要がある。そのような時のためにも、ここで海外支援のための派遣の際の服装をもう一度見直したらどうだろうか。