なんとか助かった(^_^;

午前中、市の消費生活課消費生活相談室へ行ってきた。

消費生活課の相談員によると、この業者に関する相談はすでに何件か寄せられていて、相談員が直接業者と交渉したこともあるという。この業者は、それほど悪質ではないので(私にとっては十分悪質だと思うけど・・)、客が毅然とした態度で断ればそれ以上何か言ってくる恐れは無いとのこと。

念のため、相談室の係員が経済産業省に問い合わせてくれたが、このような「アンテナの修理」という項目は、まだ「訪問販売等に関する法律」に反映されていない商法で、クーリング・オフの対象にはなっていないという。口頭で成立した契約をたてに、何か言ってくる心配はないかとたずねたら、私の場合はまだ作業をしていないことと、すでにFAXで契約解除の旨を伝えてあることから、ほとんど心配は無いでしょうといわれた。だませそうも無いところには、近づかないのだという。

それでも、念には念を入れて、相談員立会いの下で当該の会社に電話をし、昨日送ったFAXが届いているかどうか確認した。電話に出たのはごく普通の女性事務員といった感じの人で、FAXを確認し、了解した旨返事をくれた。

これで、この件は落着した。

それにしても、見事な手口だったなあ。
まず、工事のお知らせにくる。次に、まるでたった今気が付いたようにアンテナが曲がっていると、戻ってきて言う。そこで、修理をしないと大変なことになると、危機感をもたせておいて去ろうとする。突き放しておいて、思いついたように「ついで」だから、直してあげましょうと助け舟を出す。私だけでなく、かなりの人がこれで「ああ、助かった」と思ってしまう。これは、彼の編み出した方法ではなく、陰に法律を熟知し、演技指導をするなどして、彼を操っている人がいるんだろうな。

日ごろから、訪問販売からは絶対に物を買わない、ほしいものがあったらこちらから行動を起こすということを信条としている私としたことが、本当にうかつな行動をとってしまった。作業員風の男のあざやかなフェイントと、2万円が5千円ということに見事にひっかかってしまった。

幸い今回は、作業を始める前に気がつき事なきを得たが、こんなにも簡単にひっかかる自分が情けない。