交差点で空を見上げるたびに、悲しくなる。

どうして、こんなにもたくさんの電線が道路を横切らなくてはならないのか。


  

以前、家の近くに大きな道路ができたときのこと。ある日突然、空が狭くなったと感じた。原因は、道路の両側に街灯の柱がたったことだった。たったそれだけで、どんなに空の広さが違って見えるか実感した。
それから、電信柱が立って電線が張られ、いつの日が電線が道路を横切っていく。
街の景観を美しく保とうなんて心配りは、一切無い。ただ、あっちで電気が必要だから、こっちで電話が必要だから・・・と、線を張っていくだけだ。

そこに美しい空があることも知らずに・・・・。