深夜杏子から電話。荷物を送るという用件がおわったところで、姫奈と話した。話したとはいっても、彼女はまだ1歳半。母親に言われたとおりにしゃべることしかできないが、とにもかくにも記念すべき初会話。
はっきりと聞き取れたのは「ばーば」だけだが、たったその一言から感じ取れたのは、（物理的に）どんな障害があってもそれを乗り越えて行きたい所に行き、やりたいことをやるといった図太い性格。ためらいとか物怖じといったものは微塵も感じられない。我が孫ながら、なんとたくましいんだろうと感じ入った。
夫は、誰に似たんだろうと首を傾げてた。
