プラトゥーン

ベトナム戦争の期間中に、サイゴンで7ヶ月を過ごしたJさんの話を聞いた。
同じホテルに泊まっていた新聞記者の死。親しくなったベトコンの若者に助けられたこと。戦争にかかわっている自分自身が容認できず、戦場で精神が病んでしまった若者の話。前線の司令部でのできごとなどなど…
直接戦闘に加わったわけではないが、ごく間近でその目で見てきたJさんの言葉には重みがある。
私たちにとってベトナム戦争は映画の中の出来事だったが、Jさんの見てきたベトナム戦争はまさに「プラトゥーン」だという。