落っこちた!

転んだ!というより、車から落っこちた!
車(RV)から降りようとしたらバランスを崩して、ひざから地面に落ちてしまった。左ひざはスカートが下敷きになって、かろうじて打撲だけですんだ。右ひざはストッキングが切れて、血がにじんでいた。シャワーをしたら、沁みて痛かった。
こういう怪我って何10年ぶりだろうと考えてみたら、似たようなことを10年ほど前にやったことを思い出した。
それは室内でのこと、天井の電球を替えて脚立から降りようとしたときだった。あっとか、失敗したとか思う間も無くバランスを崩し、まるでスローモーションのように落下した。幸いソファーと分厚いカーペットのおかげで、どこを傷めたということもなくそのまま忘れていた。翌日になって、右足の指の付け根が鈍く痛み、青く腫れていることに気がついた。たぶん、指を巻き込んで、足の甲から落ちたんだと思う。それは、完治するまでに半年ほどかかった。
今回もまさにそのときと同じような落ち方だったが、相手はソファーでもカーペットでもなく硬いアスファルトだった。
高齢者が転倒で骨折し、傷は回復しても筋力が衰えて寝たきりになることがある。どうしてそうも簡単に転倒するのかと思う。でも、私のような経験をすると、そういうことってあるんだなと、妙に納得してしまう。自分が転ぶとか落ちるとかという自覚が無いまま、倒れこむ。私の場合はせいぜい1メートル位の高さだったが、仮にもっと高いところだったら大きな怪我や、場合によっては死にいたることもなくはない。ちょっとした不注意が命取りになるかもしれないのだ。
落ちたとき、右手に持っていた携帯電話は地面にこすりつけられ、あ、傷ついたなと思った。左手は分厚い書類の入った袋の上に乗っていた。両手でそれぞれの感触を確かめた後一瞬思ったのは、左手の下になったのがPCじゃなくてよかったということだった。ちょっとした怪我はすぐに治るけど、PCは修理代かかるから…