日本であって、日本で無い

lunch_lunch2005-10-10

シアトルのS&S夫妻が来日中。
今日は一緒にお食事でもしようと、Sホテルまでお迎えに。
S氏曰く。ここは日本国内でありながら、日本の法治の及ばないところ。まさにアメリカそのものだという。つまり、大使館や米軍の基地と同じ扱いということになる。だから、地図にも載っていないし(とS氏は言うが、実際は載っている)、電話帳にも載っていない。確かに、場所を調べたくて検索しても、なかなか情報をつかむことができなかった。
実は、待ち合わせの時間までロビーでコーヒーでも飲んで待とうと、少し早めにホテルについた。入り口は、ホテルというにはあまりにも無愛想なところで、ガードマンが二人たっていた。ここはSホテルですよね、と確かめると、はい、でも正確にはホテルではありませんという答えが返ってきた。
そのあたりから、なんとなく私も察しがついてきた。
身分証明書を見せて、訪問先の部屋番号を伝え、待つことしばし。その間にも、様々な人の出入りがあるが、入る人は皆一人ひとり身分証明書の提示を求められている。バスの乗客も例外ではなく、ガードマンが乗り込んで全員の身分証明書を確認している。
ま、そんなこんなでSさんが迎えに来てくれて、ようやく中に入ることができた。
Sさんとは4年ぶり(?)、S氏とは7年ぶりの再会で、つもる話に花が咲く。