古いものって

新しい職場は少人数のSOHOなので、さまざまな雑用を受け持っている。必然的に経理の仕事もしなくてはならない。実はこのあたり、一番苦手な部分だ。経理用語もさっぱりだし、税理士から戻ってくる経理書類を見ても理解できない。
とはいえ、この年になってわからないとばっかり言ってもいられないので、にわか勉強をしてみた。幸い手元に1999年〜2000年にかけて一緒に仕事をした公認会計士が書いた「決算書が面白いほどわかる本」という本がある。これは当時Amazonでベスト10に入るほど売れたものだ。記念にいただいたが、用がないので開いたことはなかった。抵抗なく決算書を理解できるよう、わかりやすく書かれていてとっつきやすい内容だった。
全体は理解できないが、それでも損益計算書の見方くらいはわかるようになり、いくつか経理の知識も仕入れることができた。
と喜んだのだが…制度というものは、時勢に応じて変化するということを忘れていた。せっかく仕入れたがまったく役に立たなかった知識もあった。
結局、古い本を読むくらいなら、ネットで調べたほうが確かな知識が身につくということかもしれない。