新そば三昧その2飯縄大久保の茶屋

秋の日はつるべ落としというが、天気の悪いせいもあって、4時過ぎというのにもう薄暗くなっている。早めに夕飯を食べて帰ろうと先を急いだ。新そばの時期だから、いっそのこと夕食もそばにしようと戸隠の山一屋に向かった。戸隠の蕎麦屋も夫と私で好みが分かれるところだが、夫はこの山一屋が好み。私はうずら家を好む。こちらも、鰻と同じで、うずら屋に行けるのは5回に一回あるかないかという確率になっている。この日「山一屋」はすでに閉店していたが、だからと言ってうずら屋ということにはならない。前回飯縄高原を通った時に、気になった店があったので、そちらに向かうことにした。これは2人とも文句なしの選択だったのは幸いなこと。昼の観音そばと変わって、こちらは文化2年創業で、200年になる老舗大久保の茶屋
中山道は行きかう車もなく、ここもやっていなかったらと不安な気持ちになるが、駐車場の奥の暖かい灯を見たときはほっとした。
 
食べたのは同行者全員天ぷらそば。昼にも食べたてんぷらだが、そばにはやっぱり天ぷらということで…
どちらも香り高くおいしいが、それぞれに特徴がある。そばの種類や、ひき方、つなぎによっても味や食感が違うのだろう。細かいことは分からないが、そば三昧の一日を堪能することができた。