米子で蟹三昧

lunch_lunch2009-11-09

仕事の旅行のついでに(どっちがついでかわからない部分もあるのだが…)解禁なったばかりの松葉ガニを堪能しようと考えた。同行者は合計三名。女性ばかりで、おいしいものには目がないという共通点がある。
千載一遇のチャンスと言うか、一期一会というべきが、とにかくこんなチャンスはめったにあることではない。失敗は許されないということで、慎重にお店を選んだ。
割烹・料亭、宿泊したホテル、居酒屋…まず複数の候補を揚げて、ホームページを見てひとつずつつぶしていった。候補をひとつに絞って、電話で感触を探ったが、なんとなく煮え切らない。言葉の歯切れも悪いし、松葉ガニが入ってくるんだか来ないんだかもはっきりしない。挙句の果てに、板前に確認してきますと言って、折り返しの電話となった。結局、松葉ガニは茹でガニか鍋。焼きガニと刺身は北海道産の別のカニになるという。よく理解できなかったが、つまるところ、生の松葉ガニは手に入らないので、茹でガニか、鍋(つまり冷凍か?)。刺身と焼きガニは北海道産の別のカニということらしい。地元でも旬の松葉ガニを食べるのは難しいのだろうか…一元では無理ということ???
鳥取まで出かけて、北海道のカニを食べることはない。なんとしても松葉ガニをと思い、同行者が探してくれた店「魚魚亭」に連絡すると、こんな嬉しい返事が返ってきた。

土曜日の初ゼリは松葉蟹のものが悪く最悪でした(^_^;) しかし月曜日はいい船が入ってきますので最高のカニをご用意できますので楽しみにしといて下さい(^_^)v 心よりお待ちしておりますね!

店主自ら毎朝市場に仕入れに行くというこの店は期待してもよさそうと、「活松葉ガニコース」を予約し、量より質でと伝えておいた。店主お勧めの親ガニを追加オーダーをするのが目的だ。

松葉の雌(親ガニ):すべて店主が身をむき、甲羅の中に入れてお出ししますので、お箸でいただけます。この親カニは、食べれる期間が短いので、オススメ致します!

店では、大皿に山のように盛られた新着の松葉ガニが私たちを待っていた!

先付けのつぶ貝は大きくてやわらかく、カニみそは半分以上鍋に入れて、残りは食べても甲羅酒にしてもよしとのこと。カニ子たっぷりの親ガニのむき身。ラッキーなことに、この親ガニは店長がサービスしてくださった。
 


まず最初にカニを湯がいて、それから野菜を入れるようにと説明して頂いた手順に従って、粛々と作業を進める。カニがおいしいのはもちろんだが、鍋に入れた野菜たちのおいしいこと。地場産のものだろうが、白菜も、ネギも柔らかくて、甘味がある。スーパーで買った野菜ではこうはいかない。カニを堪能したあとは、お決まりの雑炊で〆。