お片づけ

12月18日のカリスマ片付け主婦。この方を知ったのは、毎朝見るともなく見ているテレビの主婦向けの情報番組だった。片付けが苦手な友達の手伝いをしているうちに、それを事業化してしまったというのだ。番組をずっと見ていたわけではないので詳しくはわからなかったが、なんとなくピンと来るものがあった。我が家にもぜひ来ていただきたいと思った。
とりあえずコセキさんというお名前をメモに書きとめて、洗濯が終わって一息ついたときに、お名前と片付けというキーワードで検索をしてみた。ホームページブログもすぐに見つかった。あちこちで講演をするなど大いに活躍されているようで、その他にもたくさんの情報が見つかった。
ブログには1月中は一杯で、2月以降でないと予約は受けられないと書いてあった(このブログを書いている時点では3月下旬以降になっている)。少し先になるが、とりあえず来ていただこうと予約のメールを書いた。

で、予定より一月半も早いご来訪となって、30分の昼食をはさんでたっぷり4時間。二人で家の中をかけずり回って働くこととなったのだ。

かのカリスマ主婦は、ものすごい勢いでテキパキと片付けの指示をしてくださる。我が家のライフスタイルを考慮し、押し付けでなく私の意見を尊重してくれる。とてもキレイで物腰が上品な方なのに、なんのためらいもなく押し入れの上の段に踏み台もなしで上がる。移動は駆け足。タタタタッというなんとも小気味の良い音をたてて階段をかけ降りてくる。そのリズムは、8分音符でなく16分音符、いや32分音符かもしれない(後日再現しようと試みたが、私にはできなかった)。時間内にできる限りのことをしようという誠意がかんじられた。この姿勢はすべてのことに通じる。行動も、決断も、私がこれまで出会った誰よりも早く、最近富みに怠惰になっている自分を大いに恥じることとなった。