明日は猛暑の北京へ

明日から中国に行く。

両親と3人で、旅行中全ての食事がついているパッケージツアーに参加する。

私はこの旅行で二つの親孝行をするのだと、今日職場で話した。

私の世代の親たちは戦中、戦後に結婚し、貧しい生活を送ってきた。
その後高度成長の波に乗り、年金制度に助けられて、金銭的、もちろん時間的にも大きなゆとりが生まれてきている。そんな中、あそこにも行ってみたい、ここにも行ってみたいという思いを、実現させてやることが、まず第一の親孝行だ。

もうひとつ、忘れてはならないのが、逆に「生活に追われてあくせく働いている娘を、旅行に連れて行ってやる」ことをさせてあげる親孝行である。

つまり、私たちが子供の時分、親たちは、海外旅行はおろかオートバイや車に乗る生活ができるようになるとは夢にも思えないような生活を送っていた。それが高度成長と共に暮らしが豊かになり、東京オリンピックの前年には50CCのスーパーカブを買った。大阪万博から2年後には車の免許も取り、3代目には新車を買うまでになった。そうして、いつのまにか、一年おきに海外旅行ができるまでになっている。

子育てに追われている頃には、思うことの半分も子供にしてやれなかった。そんな思いを察して、今、私は親に「してあげる幸せ」に浸る手助けをしている。

ああ、私はなんて親孝行なんだろう・・。

NHKのニュースを見ていたら北京は38度になるという。38度・・・・・いったいどれくらいの暑さなんだろう・・・・・・・・・。