恥ずかしいという気持ち

lunch_lunch2005-06-07

ブライアンの誕生日に送ろうと、杏子がルカと姫奈の写真を加工したという。
子供たちも喜ぶと思ってプリントしたが、ルカの「おかあさぁん、これだめ!!!恥ずかしいよぉっ」という一言であえなくゴミ箱行きとなったらしい。
恥ずかしいという気持ちは、自分の行動を見ている相手がいることを意識してはじめて芽生えてくる。自分が社会の一員として迎えられるために、他の人から笑われたりさげすまれたりするような行動をとってはいけないという気持ちの現れだ。
これは、親や周囲の大人から、行動をたしなめられるときにそんなことしたら恥ずかしいでしょうと言われて学んだことなのだろうか。
話は変わるが、しばらく前から電車の中や公共の場で臆面もなく化粧する女性が見られるが、こういう人たちの羞恥心はどこにあるのだろうか。彼女たちだって、もちろん恥ずかしいという感情は持っているはずだ。スッピンで自分の所属する社会に入っていくのが恥ずかしいからこそ、化粧をしている。でも、その化粧をしている場は彼女たちにとっては社会ではない、たまたま乗り合わせた周囲の人たちは、たぶん、岩かなにかと思われているのだろう。だから、あの場で化粧するのは、恥ずかしいことでもなんでもない。(見ている私は恥ずかしいが……)
せっかく芽生えたルカの恥ずかしいという気持ち、単に人に笑われるかどうかということではなく、自分自身の生き方を律するための鏡として、大切にはぐぐんでいってほしい。