思いがけないプレゼント

lunch_lunch2005-06-08

午前中と午後の打ち合わせの間が2時間以上あるので、電車に乗って隣の駅まで鰻を食べにいこうとした。この店はおいしいと聞きいていたが、これまで機会がなかったのだ。
駅に行き、改札に向かって歩いていると人だかりがしてきれいな音楽が聞こえている。フルートとピアノのアンサンブルのコンサートが開かれていた。こういった形でのコンサートは、最近はあちこちで開かれているようだが、遭遇したのは初めてだ。全12曲のプログラムのうち、4曲が終了したところのようで、あと30分近くは演奏が続く。時間はたっぷりあるので、人だかりの中に割り込んでみた。夏らしい親しみやすい曲を中心に、ショパンの幻想即興曲ラフマニノフなども織り込まれている。
不思議なもので、あれだけの雑踏の中であるにもかかわらず演奏中は音楽しか耳に入ってこない。20メートルくらい先では中越地震の寄付を呼びかけていたりもするのだが。人間の耳というのは、単なる音を捉えるための器官ではなく聴きたい音を選ぶ機能を持っている。
演奏が終わったときには、思いがけないプレゼントをもらったような、豊かな気持ちになった。

そんな思いのあとは鰻という気分ではなくなったので、今日のランチはCafe Commecaで、サラダプレート。