ひとにやさしい

明日の外出用に、小田急ロマンスカーを予約した。
オンライン予約するには会員になる必要があるらしい。面倒な気がしたが、自動音声の電話を使った。
通常こういうシステムは、電話のプッシュ機能を使って入力するものがほとんどだ。郵便物や、宅配便の再配達などは、自宅の電話番号や伝票番号などを入力する必要がある。どこぞの銀行やカード会社のように、7〜16桁の番号の入力を途中で間違えると一からやり直さなくてはならないものもある。必要なサービスにたどり着くまでに、何度か電話をかけなおすこともあり、腹立たしいことこの上ない。こうなるともう、顧客が希望するサービスにつなげるためのシステムではなく、もたもたしている顧客をふるい落とすためのものとしか思えない。

それに比べてこのシステムは、音声で入力ができるものだった。出発駅、到着駅、時間、電話番号などはもちろんのこと、確認も「はい」「いいえ」の音声でできるようになっている。間違って口ごもっていると、正確に音声を理解するまで聞き返してくれる。ある意味、プッシュボタンで入力したほうが作業が速いと思えなくもないが、高齢になるにしたがってこういう音声によるシステムはありがたいものとなるだろう。
PCの音声入力システムは、まず入力者の音声をPCに認識させることから始まる。そうしないと、とんでもない文章を出力してくれる事もあるスグレモノだ。でも、このシステムは一見さんを受け入れてくれる。もっとも、入力するのは小田急線内の駅と、希望の月日と時間だ。認識しなくてはならない単語は限られているから、そう難しいものではないのかもしれない。
あ、でも、ものすごい訛りのある人がしゃべったら、認識してくれるんだろうか、これ。