冷製スープパスタ(この写真あんまり美味しそうじゃない)

lunch_lunch2005-08-01

暑い日が続いている。
わが夫は暑さが大の苦手なので、この季節には炊き立てのご飯や、熱い味噌汁などはご法度だ。味噌汁は冷汁に、おかずもなるべく冷たいものを、工夫してつくる。コーヒーもお茶もすべて冷水仕立てだ。そうめんには、肉と野菜(なす、ピーマン、玉ねぎ、茗荷など)をいためたものをたっぷり入れるなどして、バランスの取れた食事を心がけている。とはいえ、もともと冷たい料理だけでは、マンネリ化してしまうので、いろいろ考えなくてはならない。
先日来丸2日かけてスローポットで煮た牛すね肉がある。こんな季節にこんなもの、食べたがらないだろうなと思いながら作ったものだ。肉が柔らかくなり、スープがまろやかになった時点で火を止め、冷まして冷蔵庫に入れておいた。
昼前に出かけるのに簡単に昼食をとろうと、冷蔵庫から出したスープをそのまま食してみた。なんと、それはコンソメほど洗練されたものではないが、味に深みがあって予想以上に美味しかった。肉や、野菜も冷たくても問題ない。単に暖めるのが面倒くさいというものではなく、もともと冷たいまま供するように作った料理としても、十分いけるものだった。
で、夕食はカッペリーニを買ってきて、冷たいスープパスタを作ってみた。牛すね肉は細かく、にんじん、ジャガイモ、玉ねぎも程よい大きさにカットして。そのほかにトマト、オクラ、スタッフドオリーブ、ケーパーなどありあわせのものをたくさん入れた。
冷たいものって、かなりしっかり味がついてないと物足りなく感じるものだが、牛すね肉でとったスープはなんの問題も無かった。単に肉屋に並んでいて、ものめずらしさと安さから買ってきた肉だが、こんなにも使えるものだとは思わなかった。余分な脂がなく、それでいてコクのあるスープが取れる、なんとも便利な部位である。