処置の日

午前中に経カテーテル的腫瘍塞栓術を行う予定だったので、9時に病院に到着した。処置の開始は10時か11時頃になるはずだから、母と2人で待合室で待っていた。そこへ父が点滴のスタンドを引きずりながら来て、処置が午後2時からに変更になったと告げる。
母と買い物、昼食をするために外出。十日町のへぎそばを堪能し、1時に病院に戻る。
開始予定時間の2時を過ぎても始まらない。3時になっても。4時になっても。業を煮やしてナースステーションに行き、問い合わせる。前の人が終わらない、こんなに時間がかかることは初めてだといった話を聞くが、あまり気持ちのいいものではない。
4時半になってようやく始まり、新たな「待ち」の時間が開始した。
7時近くになっても父は戻らない。父の場合も、前回の人同様時間がかかっているのだろうかと、少し不安になる。そこへ、父と同じ病室の方が「もう戻っていますよ」と知らせに来てくださった。なんと、父は30分ほど前に病室に戻っていたという。看護婦さんの連絡が悪く、同じ階の少しはなれたところにある待合室の私たちに連絡が届かなかったのだ。大きな病院であるが故の、不都合だろう。