戻ってきたSIM

lunch_lunch2007-08-20

東北旅行中の一日目、混雑している中尊寺で車を駐車場に回してくるという夫と別れた。待ち合わせ場所などの連絡のために電話をかけようとしたら、なんと電池切れ。ここで連絡がつかないというのは困る。幸いなことにもう一台携帯を持っていたが、夫は登録していない電話には出てくれないだろう。一計を案じてSIM(FOMAカード)を取り替えて電話をかけ、無事に連絡を取ることができた。このFOMAカードというシステムは、なんと便利なものだろうと喜んだのはよかったが…
もう一つのSIMをとりあえずバッグのポケットに入れたのが間違いの元だった。
その日はSIMを取り替えたまま電話を使い続けて、もう一つのSIMのことをすっかり忘れていた。翌日思い出して、しまったはずのバッグの中を探したが見つからない。取り替えた場所からの記憶をたどって、金色堂の拝観券を買うときに落としたのだろうということに思い当たった。それにしてもあんなに小さいもの、参道にでも落としたのなら誰にも見つけてもらえないだろうとほぼあきらめた。踏まれてしまえばそれまでだしと。まずいことに、その電話は会社名義になっている。再発行してもらうにも、書類にハンコなんて言われたら面倒だな…
いずれにしても、旅先でじたばたするのも同行者に悪いと思い、帰宅後に調べることにした。
念のためと中尊寺に電話をした時は、なくしてからすでに4日がたっていた。FOMAカードをなくしたが届いていないだろうかと聞くと、小さい緑色のですか?と言う。あった!!!
送料着払いで送ってくれるというので、待っていた。今日、私のSIMはお守りでも入れるような袋に入って無事に届いた。なんだかとてもありがたくて、思わず手を合わせてしまった。もしかしたらこの袋、失せ物を探し出すお守りになるかもしれない。大切にしまっておくことにしよう。