土鍋でご飯

lunch_lunch2007-12-03

ここ一月ほど、この土鍋でご飯を炊いている。電気炊飯器は昨年2月に買ったもの(id:lunch_lunch:20060206)で、別に不満があったわけではない。単に、土鍋ならもっとおいしいご飯を食べられるのではないかという、ほのかな期待をもって買ったものだ。価格は税込み1,480円。

和平フレイズ 炊飯土鍋 二重蓋 3合炊 ほんわかふぇ HR-8382

和平フレイズ 炊飯土鍋 二重蓋 3合炊 ほんわかふぇ HR-8382

実は私はこの年までなべでご飯を炊いた経験がほとんどない。唯一記憶に残っているのは、中学校か高校の家庭科の調理実習の時に炊いたことがあったような気がするという程度だ。それだって、自分で炊いたというよりグループで先生の指導の下で行ったものだから、経験があると、胸を張っていえるものではない。だから、できるかどうかわからないし、続くかどうかもわからないから、とりあえず一番安いものを買ってみた。これでちゃんと炊けるようなら、もう少し上のクラスの鍋(高いものは1万5、6千円もする。私が買ったものの約10倍の値段になる)を買ってみようと思っている。
まず手始めに、記憶にある「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子なくとも蓋取るな」「熾火蒸らし」という言葉を頼りに、炊いてみた。沸騰するまでは弱火でじっくり(はじめチョロチョロ)、沸騰を始めたら強火で一気に(中パッパ)、ぐつぐついわなくなって、湯気が出なくなったら弱火にして(熾火蒸らし)、しばらくしたら火を止めてじっくり蒸らすということだろうと推測して。
結果は、まあまあだった。初日からちょっぴり焦げ目のついた、ふっくらとしたご飯が炊けた。五感のうちの味わう、触れるという二つ以外の見る、聞く、嗅ぐの感覚を研ぎ澄まして、土鍋と対峙する20分程度の緊張感が心地よい。
最近では、日中外出して時間がないときは電気炊飯器でタイマーセットして、気持ちにゆとりのあるときは土鍋でと、そのときに応じて使い分けている。