デジタルフォトフレーム

lunch_lunch2008-10-17

昨年購入したソニーデジタルフォトフレーム DPF D70(写真右)。テーブルの上で毎日我が家の歴史を語ってくれている。
今回両親の60回目の結婚記念を祝う記念品として、同じものを贈ろうと思ったが、現物を見比べて大型家電店でサムスンSPF-83H(写真左)を購入した。
D70は画面はきれいだが、縦横比(800×480)が通常の画像と異なることと小さいことがやや不満だった。二つを並べてみるとよくわかるが、SPF-83Hは画面がきれいで大きく(800x600)、一番気に入ったのだ。実際使ってみると、二つのフォトフレームは、スライドショーの順序が異なるなど、操作に戸惑うことが多かった。

D70は、スライドショーの表示が撮影日順となっている。初期のころのデジカメは、撮影日の情報が入っていなかったり、カメラの日付が狂っていたりするものがある。これがとんでもない順序で表示されるので、一枚一枚の写真に撮影日の情報を入れるという作業を行った。
この写真をSPF-83Hで表示すると、なんの脈絡もなく、突然4年後の画像が表示されたり、大きく過去に遡ったりするする。撮影日順でもないし、ファイル名順でもないようだ。マニュアルに説明はないし、どうにも理解できなくて、カスタマーセンターにメールで問い合わせた。答えは次の通り。

お問い合わせいただきましたSPF-83Hのご質問につきましてご案内申し上げます。SPF-83Hのスライドショーの画像の表示順は、ASCIIコード(ファイル名)順で御座います。しかしながら、以下の制約が御座いますので、ご確認の程お願い致します。
・ファイル名(拡張子含まず)は8文字以内であることが前提となります。
・8字以上のファイル名を持つファイルに関しては、FATテーブル(ファイル位置)上で先に出たファイルが先頭になります。

撮影日順という選択肢があったら、ひとからもらった写真もそのまま放り込めばきちんとした順序で表示されるが、海外で撮影したものは、時系列が狂う。ファイル名も問題がある。複数のデジタルカメラで撮影した画像はそれぞれファイル名が異なることだ。カメラメーカーによってファイル名の頭についているアルファベットが異なっている。こちらも、ファイル名を変更しなくてはならない。

もともと撮影日をファイル名とするフリーソフトは使っていたが、8文字以内という制約からは大きくはずれた設定で使っていた。そのため、SPF-83Hではおかしな順序でスライドショーを実行してくれることになったようだ。一部複数のファイル名をまとめて変更できるソフトを併用しながら、800枚近い画像のファイル名を一定のルールに従ってつけなおすという、なんとも面倒な作業を行った。

いずれにしても、いろいろ問題はあるが、画面サイズと画面のきれいさと価格からするとサムスンSPF-83H はお勧めだ。

ソニー SONY デジタルフォトフレーム D70 ブラック DPF-D70

ソニー SONY デジタルフォトフレーム D70 ブラック DPF-D70

それにしても今気がついたが、大型家電店の価格19800円は定価だったようだ。Amazonでは15800円で4000円も安い。時間的にゆとりがあったら、やはりAmazonで買わなくてはいけないな。