温泉開拓

lunch_lunch2008-11-02

目が覚めると抜けるような青空に妙高山がそびえている。庭の紅葉も美しい。絶好の行楽日和だ。

妙高界隈で遊ぶのも、すでに30年以上になる。日帰りドライブで行けるところはすべて行き尽くしたと思っていたが、どうしてどうして。木島平と、馬曲(まぐせ)温泉(http://maguse.exblog.jp/)というのを発見し、紅葉真っ盛りで、11月2日はなめこ汁が振舞われるという情報を仕入れておいた。紅葉を楽しんで、ゆっくり風呂にでもつかろうと斑尾経由で山道を走った。
斑尾から飯山に降りようとすると、目の前に見事な雲海が広がっている。またしてもあちらへ、こちらへと車を移動させ写真を撮る。それにしても昨日の虹といい、なんと今回の旅は素晴らしい自然現象に恵まれていることか。
 

今日の目的地はこの雲海の、向こう側にある。まずはこの山を下って、雲海の中へ入る。下界の集落は一面に霞がかかり、まさしく雲の中にあった。ここの住人は、ちょっと上にはあんなにも真っ青な空が広がっているなんて、もしかしたら知らないで過ごしているのかもしれないと思うほど静かなたたずまいだった。

木島平も朝の霧の中に眠っていた。晴れていたらさぞ見晴らしのいい場所だろうと思うが、この霧はどうすることもできない。風景を楽しむのはまたの機会に譲ることにした。
 

馬曲温泉は、山の上に建っていた。午前中の早い時間というに、すでに駐車場から車が溢れていた。小さな内湯と、眺めのいい露天風呂につかり、なめこ汁をいただいて帰る。
 
飯山では新そば祭りをやっていた。市内に点在する蕎麦屋で、さまざまなサービスを行っているという。いくつか入ろうとするが、どこもいっぱいだったり、そばが終わってしまっていたりして、食べることができなかった。
結局妙高にかえって、お気に入りの「そば処 文ざ」で遅い昼食をとった。この店は我々のお気に入りの蕎麦屋の一つ。このあたりはそばを栽培している農家もあるところで、どの店で食べてもまず外れはない。なかでも私はこの文ざの「平助(ひょうすけ)そば」がお気に入りで、細かく刻んだくるみと、くるみ味噌の薬味が大好きだ。